Overview
5/28 に結婚式を上げました。
結婚式当日は参加した方にも楽しんでもらえて、僕らもすごく楽しい会でやってよかったなと思います。
また、今までは参加側だったので結婚式というものを主催側になることで、一気に当事者意識が上がってどこにどれくらいコストがかかっているのか?、どうしてそんなにコストがかかるのか?というカラクリがわかって興味深かったので、このイベントをするにあたってのお金の話もセットにしてざっくりまとめてみました。
方針
結婚式をするにあたって何を重視するかは家庭によると思いますが、我が家では重視したいところは以下の2つでした。
- 家族にはちゃんと感謝を伝える場を設けること。
- 友人とはワイワイしたいこと。
家族も交えて披露宴一回にするプランもありましたが、家族が置き去りになってしまうケースもあるなと思った(友人へお酒注いで回ったり、自分達も友達と写真撮ったりと忙しくて多分ちゃんとコミュニケーションとれないだろうな〜と予想してた) ので、イベントとしては親族メインと友人メインで分けることだけは先に決めてました。
特に入籍を決めたのがコロナ禍というのもあり、両家の両親同士ですら実際に会ったことはなかった状況だったので、両家挨拶もかねてちゃんとしておきたいな、と思っていたこともあります。 (ちなみに両家挨拶は奥さんの実家で Zoom を使ってリモートで行ました。)
親族とのイベントは挙式と会食に分けていたので、友人たちとの結婚披露パーティーは割とカジュアルにしたいなと思っていたところ、今は 1.5 次会プラン(披露宴ほど畏まってなく、また二次会ほどラフでもないという感じ)というのがあり、ちょうど良いなと思ったのでこちらを選択しました。
会の形態にはこだわりを持っていた一方で、逆に妥協できるポイントは以下でした。
- 場所。
- イベントの人数。
この「場所」を妥協できるポイントとしておけたのが、スケジュール的にも家計的にもかなり助かりました。教会へのこだわりやディズニー挙式などに二人ともあまり興味がなかったので、場所のコストを抑えつつ、また日程的にも柔軟に対応できました。
コロナ禍というのもあり、ワクチンが普及しているとはいえ、また新株の流行など状況がどうなるかはわからなかったので大体的に人も呼ばず、あくまで小規模開催にしたいなとも思っていたので、準備そのものへの負担は大きかったものの、4ヶ月という短期間で準備できたのはこのおかげもあると思います。
実際のコストポイント
典型的な結婚イベントに関して全部やろうとなった時の主だったコストポイントは以下でした。
- 結婚式準備
- 結婚式当日
- 式場
- 挙式・親族会食
- 1.5 次会
- テーブル装架
- 挙式・親族会食
- 1.5 次会
- 食事
- 挙式・親族会食 (* 親族の人数分)
- 1.5 次会 (* 招待分)
- 式場
ざっと出しましたが、これら全てベースのものがあり、より「良い」ものを選びたければオプションで追加料金が乗っかってきます。
これの量がなかなかでした。基本ベースで満足することはないし、一生に一回のことだから(基本的にはねw)と言って妥協するラインが難しくなるので、オプションを選択することが普通になります。また、自分達で全部やると流石にしんどいのである程度業者にお任せすることも増えます。結局主催側として、着飾ったりリソースをアウトソースするだけ積み上げ式でコストが増えていく構造になっているので、最初の見積もりと最終見積もりの差額がリアルに100万円くらいあってびっくりしました。
感想
冒頭にも書きましたが、色々と準備は大変でしたがやってよかったです。(特に奥さんはウェルカムスペースの準備したり新郎側の衣装もメルカリで探してくれたりと本当に大変だったと思います。)
基本的には一生に一回しかしないこと(2度あってたまるか…)でもありますし、今の時代だとあえて結婚式をしない選択もある中で、あえて短期間でもコロナ禍でも、両親とお世話になった方に”ちゃんと”お知らせをする機会を設けられた、ということはまぁ振り返るとないよりはあったようがよかったかな、と思う次第です。
当日は Lovegraph で撮影した写真褒めてもらったり、何より基本的には祝い事な訳でポジティブな言葉をたくさんもらえる時間だったりした訳なので自己肯定感は爆上がりしました。こんなに上がることもそうそうないのでちょっと不思議な感覚でふわふわした気持ちになってました笑
めんどくさいことは避けがちですが、今回はチャレンジしてみてよかったなと思います。一生の思い出になりました。
余談_1: 結婚式のコスト構造
結婚式(挙式+披露宴)の平均費用って大体300万円前後らしいです。
もちろん何人招待するのか?にも依存しますが、大体平均40人くらいを呼んで上記のコストポイント全てを含んでのこの価格に収まるらしいです。
この価格を高いと見るか、安いと見るかは人それぞれ感じ方はあると思いますが、結婚式全体のコストを考えると半分くらいは「建物代」(*) とのことで、式場代を会場利用者で負担しあってる構造になるので、実際はこの半額くらいで全部揃うとのこと。
我が家の結婚式では今回はスマ婚というところに依頼しました。
スマ婚さんは自前で式場を持っていないので、この建物代が利用料に乗っかってきません。式場も場所貸し事業であるので空きがあります。スマ婚さんはこの空いてる式場を使わせてもらうことになるので、式場利用料がほとんどかからない(実際我が家で利用したところは会食とセットというプランを利用したので利用料自体は無料でした)ということになります。 ラクスルのモデルに似てますね。
※ 式場を建てる建設費。各種人気な結婚式場を利用する場合には、この式場の利用料に式場所有側の建物の建設費回収分の金額が乗っかってきます。
余談_2: メルカリすごい
コスト構造のところにも書きましが、主催側として妥協できないライン、かつ手間をかけずにアウトソースしたい箇所を増やせば増やすだけコストがかかります。
一方で、結婚式というのは基本的には人生で1回しかないことなはずで、どうしても購入しないといけない衣装(例えば新郎側ならウェイングカラーシャツとかカフスなどのウェディング小物といったもの)を買ったとしても一回しか着ないのに数万円単位のお金がかかることになり、言ってしまうと非常にコスパが悪いです。
かけられるコストには限界があるので、どうしようか悩んでいたところ、この一回しか着ない、という前提に立つと一度着たものは誰かが必要としてくれるので二次流通市場に結構な量が出店されてることを奥さんが嗅ぎつけて、全てメルカリで揃えてもらいました。
花嫁の衣装類小物類、ブーケなども今は普通にメルカリで格安で出品されているので、サイズさえ合えば多少手間はかかりますが、新品じゃなと嫌だ、みたいなこだわりがないのであればコストを抑えることができます。実際これで数万単位でコスト削減できました。
メルカリは本当にすごいサービスだなと思いましたし、奥さんにはすごく感謝してます。
ちなみに言うまでもありませんが、僕らも結婚式後に使ったものを買った金額そのままでメルカリに出品しました笑
余談_3: 体験を買うときはモノを買うより財布の紐が緩くなる
一生に一回、という建前もあるのでしょうが、やはり人生で基本的には一度しかしないものに対してどこまでコストカットするのか?という思考は働きづらいです。
夫婦で最初に喧嘩するポイント、などとも言われますが、実際オプションとか見てみると、なんでもいいや、くらいに思っていた自分から見ても、「んーここはお金かけてもいいかもしれない」と思うポイントがいくつかありました(テーブル装花とか)
ドレスやタキシードもやはりベースで選べる範囲のものと、オプションかけて選べるものでは全然見栄えが違ったりして、なるほどうまい商売だなと思ったりもしました。
我が家は幸いにも基本的な予算の範囲をあらかじめ取っていたことと、花嫁準備は奥さん持ちでやる、と言う握りをしていたのもあり、基本予算範囲内なら基本的には妥協するな、という方針を決めたのでそこまで揉めなかったんですが、「体験を買う」という行為自体はその体験が人生に占める回数が少なければ少ないほど、妥協できなくなり、コストは膨れていく一方なんだな〜と痛感しました。
ちなみに予算で言うと諸々精算したら大体トントンくらいに収まりました。途中大丈夫かなこれ...とも思っていたんですが、終わってみるお金の話は穏やかにまとまっていたと思います。最初に予算を握っておくの大事。