emahiro/b.log

日々の勉強の記録とか育児の記録とか。

2025-01-01から1年間の記事一覧

protovalidate でリクエスト内部の時刻型を検証するときに考えたこと

Overview 1. そのまま prorovalidate を書く 2. 外部の定義を利用する google/protobuf/timestamp.proto を利用する googleapis/googleapis/datetime.proto を利用する その他 google/protobuf は外部の定義を確認したいときに確認する カスタムエラーメッセ…

Firebase の API をエミュレートしてローカルでテストしやすくする

Overview ※ Firebase Go SDK のお話です。 Firebase を始め、GCP の公式の Go のライブラリは interceptor 等を公式で提供していないことが多く、local でテストをするときに GCP のライブラリそのものをモックするのが一般的なテスト方法かと思いますが、そ…

Go で protoc のカスタムプラグインを書く

Overview なぜ protoc プラグインを自前で用意したくなったのか カスタムプラグインの作成 まとめ Overview protoc のプラグインを自分で書いてみたのでその備忘録です。 なぜ protoc プラグインを自前で用意したくなったのか ちょうど業務で RBAC 制御の実…

protoc のプラグインを go tool で管理・実行する

Overview buf.gen.yaml で local の protoc コマンドを hook して実行するときに go tool 経由で実行すると個人の環境差異にとらわれずに実行できて便利、という話です。 Motivation proto からコードを生成するときに、今では buf generate を利用するのが…

GitHub のレビュー画面で他の人のコメントを見えないようにする

ソースコードレビューをしてて 他の人のコメントに引きづられて、コードをちゃんと自分事として見れない。 シンプルに他の人のコメントが自分がレビューするときに邪魔 と思ったことはありませんか? 自分は過去何度もあります。 他の人のコメントが見えなけ…

Claude Code でもの作りが"本当に"変わるかもと思った

Cluade Code を体感して、"驚いてしまった" ことは前回のエントリに書いたのですが、このツールを触ってみたことでもの作り、特にソフトウェア開発における不可逆な変化を感じたので雑文として書き残しておきます。 ema-hiro.hatenablog.com なお、明日には…

Claude Code に入門して衝撃を受けた

Overview 巷で大流行の Claude Code ですが、6/5 のアップデートで MAX プランに加入せずとも Pro プランである程度(Opus は使えないけど)使えるようになったので試してみて、そして衝撃を受けました。 今まで Copilot だ! Cursor だ!モデルは何だ!など…

apple/container を触ってみた

Overview www.apple.com WWDC 2025 で発表された apple/container を触ってみました。 github.com How to use 以下にすべて書いてますのでここに書いてある通りにして実際にコンテナを立ち上げることができました。 how to tutorial 再起動後に container sy…

35歳になった

昨日 5/26 日で 35 歳になった。 そして世間で言うアラフォーというやつについに足を突っ込んだ。 今月第二子が生まれていて、プライベートはものすごくてんやわんやしているので、自分がまた1つ歳を重ねたという実感は実はあまりない。 35歳になったらキャ…

自分なりの Obsidian "with" Cursor (LLM) を始めてみた

Overview 背景 結論 そもそもなぜこんなに Obsidian と Cursor が流行っているのか Overview Obisidian と Cursor を組み合わせてインプットのワークフローを構築するのが最近流行っていて、気になっていたので自分なりにこのインプットワークフローを組んで…

2児の父になった

GW 中の 5/2 に2人目が生まれ、2児の父になりました。 2年ぶりの新生児の育児ですが、1度経験してるにも関わらずやったことは全て忘れていて、かつ上の子はちょうどイヤイヤ期真っ最中なのもあってとにかくバタバタでカオスな毎日が続いています。 というわ…

Cursor から Copilot に戻っている話

Overview なぜ戻ったか? Cursor への不満と今後への不安 Overview タイトルの通りなのですが、AI Coding ツールとして Cursor を利用してきましたが最近 Copilot の利用に戻っています。 なぜ戻ったか? 最大の理由は VSCode との親和性と Copilot がものす…

FastMCP を触ってみる

サマリ Mastra に続いて簡単に MCP サーバーを立てることができる FastMCP を触ってみました。 github.com こちらも TypeScript で記述可能でした。 実装 書いたコードは以下に置いています。 github.com 今回は Gemini の API Key を使った Gemini wrapper …

Mastra に入門する

サマリ Mastra とは 入門してみる Scaffold する 各種機能を使う MCP と連携する 使ってみての感想 ML や昨今の LLM のバックグラウンドに詳しくなくても実装できる Typescript で統一できる 総じて体験は良い サマリ Agent を作成する OSS のフレームワーク…

github-mcp-server を試してみる

サマリ GitHub MCP Server とは 試してみた 使い所 サマリ GitHub - github/github-mcp-server: GitHub's official MCP Server が公開されたので試してみました。 一般的な GitHub で行いたい操作はだいたい自動化されています。 workflow (Github Actions) …

Cursor の @PR でセルフレビューをしている

Overview Cursor Editor の @PR エイリアスを利用したコードレビュー セルフレビューの効用 タイポの軽減 プルリクの Description の出力負荷経験 レビュイーの負荷軽減 ケアレスミスを軽減できる価値 Overview Cursor Editor でプルリクエスト作成前に "セ…

AI Coding を始めた

Overview AI Coding との付き合い Cursor との出会い 開発パラダイムの変化と生産性への影響 プレーンテキストの価値 MCP に感じた未来 まとめ Overview 最近話題の AI Coding *1を先月末から始めてみました。実際に使ってみて得られた気づきや、個人的に「…

現職で6年目を迎えた

今日で現職6年目を迎えた。 (アルバイト期間を含めているので厳密には今月中旬が正式な6年目ではある) 5年目を迎えたときのブログを書いたが、あっという間に1年経ってしまった。 ema-hiro.hatenablog.com 現在進行系で最長在籍記録を更新中である。毎年思…

Go 1.24 から導入された json の IsZero に触れてみる

Go

Overview Go 1.24 から encoding/json に入った IsZero のインターフェースについて実際に触ってみて挙動を調べてみました。 IsZero とは? When marshaling, a struct field with the new omitzero option in the struct field tag will be omitted if its …

actions/setup-go で Go のバージョンを指定する

もともと GitHub Actions で Go のバージョンを指定するときは matrix 構文を使って go のバージョンを渡していた*1が、今は actions/setup-go で指定できるようになっていたことを知らなかった。 zenn.dev Go は下位バージョンとの互換性を保っていてくれる…

『マネジメントは嫌いですけど』を読んだ

Overview キャリアパスから組織を考える エンジニアの貢献を評価してもらうのは難しい。 報酬は経済が決めている 組織の中のお金の理屈 都度発注ではなく年間の概算で予算を立てる 削減する方向ではなく、伸びていく方向に目を向ける 維持する予算は新しく何…

『Read Write Own』を読んだ

Overview 年末年始に 『Read Write Own』 を読んだのでその読書録です。 この書籍は a16z のクリプト関連のトップなのでポジショントークは含まれていますが、LLM が世間を賑わせている昨今にあってブロックチェーンの話はあまり追っていなかったので、ブロ…

『Tidy First?』を読んで考えたコードの"整頓"にかかる正味現在価値

Overview 年末に話題になっていた『Tidy First?』を読み、その中の第3部で「整頓」をいつ行うべきか?という話が金融の世界の話と絡めて説明されており、この言語化が今の自分には非常に示唆に富む内容だったので、読書ノートとして記録します。 Tidy First?…